求められる健康経営
昨今、企業に健康経営が求められてまいりましたが、健康経営についてご存知ですか?
健康経営とは、従業員の健康に配慮した企業を、戦略的に創造し、組織の健康と健全な経営維持を目指すものです。
健康経営が求められる背景には日本の人口が大きくかかわっています。生率が低下に伴い、人口の減少により超高齢化社会になりました。当然、労働人口、生産人口も減少しています。その結果、慢性的な人手不足の時代がやってまいります。
特に新入社員は大企業への就職を希望することから、中小企業はより深刻な人手不足に陥ります
2008年リーマンショック以後、企業は生き残るために過度なリストラを繰り返し的ました。今度は、生き残りを掛けて人材確保に奔走する時代になります。人材確保は今後の企業経営の大きな課題です。
従業員が病気になったといって辞められたり、辞めさせてしまっては、企業は立ちいかなくなります。
高齢化社会においては、就労世代の年齢も上がってきています。50歳を過ぎると、病気の発症する率は一段と高くなっていきます。
一昔前は55歳定年だったのが、今や定年を廃止している企業もでてきました。また定年を設けていても法律が改正され65歳までは雇用することが義務づけられました。
そのことを踏まえ、企業は、真剣に社員の健康維持と、病気等で休職した社員の復職、就業維持、両立支援に取り組むことが必須となります。
両立支援に取り組み、健康経営を行っている企業の例をいくつかご紹介いたします。
・団体長期障害所得補償保険(GLTD)
・在宅勤務制度の導入
・グループウエア(社員が自発的に闘病記を発信することで、会社との繋がりを実感でき、 周囲からの理解や企業側からの協力体制を敷くことができる。
・人間ドックの実施(35歳以上の全社員対象・がんに関するオプション検査を含む)
・風通しの良い職場環境の構築(隠さずに話してもらう、意見の言える環境)
・健康セミナーの開催、定期的な健康推進ニュースを発行
・柔軟な配置転換、時短勤務の制度の構築
*健康経営のセミナーを行っています。
東京海上日動火災保険様においては、昨年に引き続き今年もセミナーを開催いたしました。