メンタルヘルス

従業員のメンタルヘルス対策

職場のメンタルヘルスケアとは心の病気の治療や予防にとどまらず、職場全体の人や組織を対象とした心の健康の増進を目的とするものです。
近年、うつ病による労災認定が増加しています。もし、自ら命を落されてしまった場合、損害賠償の問題のみならず他の従業員への影響も考えると、損失は計り知れません。

・メンタルヘルス対策を考慮した就業規則を作成します。
・うつ病のもとでもあるストレス解消法の相談及びセミナーを行います。
・管理職の部下への関わり方等、管理者教育に応じます。

◇参考
[労働安全法の一部を改正する法律」が平成26年19日に国会で成立し、25日に公布されました。これにより、平成27年12月1日よりストレスチェック制度の義務化や化学物質管理の在り方の見直しなど、労働災害の未然防止の強化策が実施されます。
ストレスチェックは精神障害の労災認定件数の急増を受け、厚生労働省がメンタルヘルス対策の充実・強化等を目的とし、労働者の心理的な負荷の程度を把握するため、医師や保健師等による検査を定期的に実施するものです。
事業者は、検査結果を受けた労働者の就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮といった必要な労務管理上の措置が求められる場合もあります。
従業員50人未満の事業所については、当分の間、努力義務にとどまります。

メンタルヘルス対策の充実・強化
・医師又は保健師による労働者の心理的な負担の程度を把握するための検査を行うことを事業者に義務づけます。
・検査の結果は、検査を行った医師又は保健師から労働者に直接通知されます。医師又は保健師は労働者の同意を得ずに検査結果を事業者に提供することはできません。
・検査結果を通知された労働者が面接指導を申し出たときは、事業者は医師による面接指導を実施しなければなりません。なお、面接指導の申出をしたことを理由に労働者に不利益な取扱をすることはできません。
・事業者は、面接指導の結果、医師の意見を聴き、必要な場合には、作業の転換、労働時間の短縮など、適切な就業上の措置をしなければなりません。

うつ病について

うつ病について
<うつ病とは>
うつ病の原因は特定されていないものの、神経管の情報伝達に関わる神経伝達分泌、セロトニン分泌異常が影響しているものと考えられております。また、分泌異常は、過重なストレスが要因の1つであることに間違いはありません。では、ストレスを感じると人間の体はどうなるの?
人間の体は「自律神経」によって無意識にコントロールされていますが、 ストレスを受けると、自律神経の働きをコントロールする中枢がある間脳の
視床下部」→「脳下垂体」→内分泌器官である「副腎」へと信号が送られます。
副腎」の機能が落ちると免疫力が低下し、病気を発病する原因となります。

非定形型うつ病、いわゆる新型うつ病

近年、「非定形型うつ病」いわゆる新型うつ病が青年層を中心に発症しています。
日本うつ病学会によれば、このうつ病の特徴は、
①自分の好きな仕事や活動の時だけ元気になる。
②「うつ」で休職することにあまり抵抗がなく、休職中の手当など社内制度をよくチェックする。
③自責感に乏しく会社や上司のせいにしたがる等、なかなか厄介な病です。
NHKが企業に対して行った調査結果によれば、社員が、新型うつ社員の仕事をフォローしなくてはならなくなり、過重労働からうつ病を発症したり、社員の士気が下がるといった職場への影響が出ているということでした。
また、この病は、従来の「うつ病」のように投薬や休養による治療効果は期待できず、職場環境や職場における人間関係開発の援助等が不可欠となります。

うつ病やストレス等のメンタルヘルスのご相談は逗子の社会保険労務士、En(えん)労務管理事務所にお任せください。

 

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